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【安心安全講座】もうすぐ防災の日。今年は関東大震災発生から100年の節目です
9月1日は防災の日。この日は、関東大震災が発生した日であり、また今年はそこから100年目の節目にあたります。これを機に、いま一度、ご自身で、ご家族で、備えを見直してみませんか? 災害を防ぐことはできなくても、備えることはできるはずです。
関東大震災はどんな災害だった?
1923年(大正12年)9月1日11時58分、相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される関東大地震が発生しました。
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を観測し、また全国の広い範囲でも震度1~5を観測しました。
この地震によって10万棟を超える家屋を倒潰させるとともに、ちょうど昼食時だったことから、多くの火災が発生してしまったのです。
被害を受けた家屋は総計37万棟にのぼり、死者・行方不明者は約10万以上に及びました。
私たちは、この関東大震災の教訓をもとに、きたるべき災害のことをきちんと考え、備えていくことが大切になります。
備えをいま一度見直しておきましょう!
これを機に、ぜひハザードマップの確認、もしものときの連絡方法、非常用持ち出し袋の中身などを再チェックしてみましょう。
・家具の置き方、工夫していますか?
大地震が発生したとき、家具が転倒する可能性は非常に高いです。家具の固定や向きの工夫、寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないなどの対策をしておきましょう。
・食料や飲食、生活必需品などの備蓄は十分ですか?
食料・飲料の備蓄は人数分×3日分が目安です。防災のために特別なものを用意するのではなく、普段の生活の中で利用されているものを備えるようにしましょう(ローリングストック)。
・非常用持ち出しバッグを準備・随時確認していますか?
近年の災害の多発化により、非常用持ち出し袋を準備しているご家庭も多いと思います。ですが準備して終わりではなく、随時確認をすることが重要です。
以下をご参考に、いま一度チェックをしてみてください。
【安心安全講座】災害の備えのチェックリストを確認しておきましょう!
・安否確認方法を決めていますか?
別々の場所にいるときに災害が発生した場合でも、ご家族や親せき等と安否を確認できるよう、日ごろから安否確認の方法や集合場所などを事前に話し合っておきましょう。
・避難場所や避難経路を把握していますか?
災害が起きたときに慌てずに避難するために、お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから、防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう。