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【快適生活ノート】冬は腰痛になりやすい? 原因と予防策を知っておこう
日常において、「腰が痛い」と感じる経験がある人は多いのではないでしょうか。
腰痛は年齢に関係なく発生する可能性のある症状です。加齢に関係なく、日常の生活や作業によって生じることも多くあります。
また腰痛は、「休業4日以上の職業性疾病」の6割を占める労働災害とされています。日本人の多くが腰痛に悩まされているのです。
ほとんどの腰痛は原因不明!?
腰が痛いとき、「なぜ?」と思うことはありませんか?
腰痛は、腰そのものを痛めたことが原因であることもありますし、生活習慣やストレスが要因となっていることもあります。
腰痛の8割以上は、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」にあたるといわれています。
長時間かがむ、座りっぱなし、猫背などの姿勢を続けることで腰や背中の筋肉が緊張してしまったり、運動不足で腰を支える筋力が弱っているときなどに起こります。
いきなり起きる腰痛のぎっくり腰も、この「非特異的腰痛」になります。
ぎっくり腰は、急に無理な動作をしたとき等に起こる腰の組織のケガのようなもの。このぎっくり腰も、実際にどこを痛めたのか断定するのは難しいとされています。
このように腰痛の多くは原因不明ですが、病院の診断等で原因を特定できる「特異的腰痛」というものもあります。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症などがそれにあたります。
これらは早期発見が重要になりますから、痛みがひどかったり、長引いたり、繰り返したり、しびれや発熱を伴うなどの場合は、すぐに病院を受診しましょう。
腰痛を予防するには日常の健康管理が大切
腰痛を予防するには、十分な睡眠、禁煙、入浴による保温、ストレッチ、負担にならない程度の運動、バランスのとれた食事、疲労回復や気分転換などが有効です。
とくに冬は、寒さで筋肉が硬直して痛みが起こりやすくなりますから、入浴やストレッチで体のメンテナンスを心掛けましょう!
カンタン! 座ったままできる腰痛防止ストレッチ
(1)椅子に腰かけ、片方のひざを伸ばし、もう片方のひざを90度に曲げる
★体の硬い人は、完全にひざを伸ばしきらずに、気持ちよいと感じるところまででOK!
(2)背中をまっすぐ伸ばし、呼吸をしながらゆっくり身体を前に倒す
★背中が丸まらないよう注意!
(3)そのまま10~20秒キープする
(4)足の左右を入れ替えて繰り返す
デスクワークや家事の合間に、ストレッチをする習慣をつけてみてくださいね。