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【安心安全講座】じめじめする季節、細菌の増殖による家庭内食中毒にご注意を!
細菌を増やさないための原則
梅雨前ではありますが、暖かいを通り越して、暑い日も増えてきました。
気温と湿度があがってくると、心配なのが細菌の増殖です。
気をつけていても、意外なものから細菌が増殖してしまいます。
家庭内で引き起される細菌性食中毒を防ぐためには、
・細菌を食べ物に「つけない」(手洗いや消毒の徹底)
・食べ物に付着した細菌を「増やさない」(速やかな低温保存)
・食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」(加熱処理)
……の3つが原則になります。
これらを徹底して、食中毒を予防しましょう!
身近な食中毒、気をつけたい意外なものって?
ペットボトル
飲みかけのまま保存できるため、とても便利なペットボトル飲料。でも実は、飲みかけにしておくのは要注意なのです。
ペットボトルに口を直接つけて飲んだ場合、口内の雑菌が飲料の中で増えてしまい、食中毒につながるおそれも。ペットボトル飲料は飲み切るか、保存する場合は冷蔵庫に入れるようにしましょう。
カレー
家庭料理の定番カレー。「一晩寝かせたカレーがおいしい」などといいますが、実は放置したカレーやシチューといった煮込み料理は「ウェルシュ菌」が活発に増えていきます。たった数時間でも放置すると増殖し、下痢や腹痛を引き起こす心配があります。
要注意なのは、この菌は加熱でも死滅しないこと。なので「再加熱するから大丈夫」ということはありません。粗熱がとれたら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存するようにしましょう。
麦茶
簡単につくれて、ゴクゴクと飲める麦茶は夏の飲料の主役。ノンカフェインで小さなお子様にも安心して飲めるため、常備しているご家庭も多いと思います。
しかし実は、菌が増えやすい飲料でもあるのです。なぜなら麦茶は穀物が原料のため、細菌のエサとなってしまうからです。とくに30℃前後の温度帯で細菌が繁殖しやすいといわれています。
麦茶をつくった場合は、必ず冷蔵庫に保存し、早めに飲み切ってください。