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【快適生活ノート】低気圧・高気圧ってなに? 体調との関係を知りたい!
天気予報などでよくきく“気圧”。低気圧、高気圧といわれますが、実際にどういう状態のことをいうのでしょうか。
今回は私たちの体調にも関わってくる気圧について、ご紹介します!
気圧が低い、高いってどういうこと?
気圧とは、ある地点の空気の重さのことをいいます。
この空気の重さにより地面に力がかかっており、この力が大きいと高気圧、小さいと低気圧となります。
高気圧では、上空から空気が降りてくる(下降気流)ことで空気が圧縮されて重くなり、雲がなくなって晴れわたっていることが一般的です。
逆に低気圧付近では、空気が地面付近からのぼり(上昇気流)、このときに空気が膨張して軽くなるため、雲が発生して雨が降り出しやすくなります。
天気予報で見る地図上に描かれた曲線を等圧線といい、気圧の等しい地点を結んだ線になります。
周囲よりも気圧が低く、閉じた等圧線で囲まれたところが低気圧。一方で、周囲よりも気圧が高く、閉じた等圧線で囲まれたところが高気圧の状態になっています。
気圧の単位は「hPa(ヘクトパスカル)」ですが、「○hPaだから高気圧/低気圧」というわけではなく、周囲と比べて気圧が高い、低いということなのですね。
等圧線からは、気圧の高さや低さだけでなく、風の強さも読み取ることができます。
等圧線が集まっていて狭くなっているほど、気圧のかたむきが大きいため、風が強いということになります。
気圧と体調の関係は?
低気圧と呼ばれる日は、何となく体がだるかったり、頭痛があったりするという人もいるのではないでしょうか。
その原因として、天気や気圧の変化が、私たちの自律神経に影響を与えているといわれています。
私たち人間も、常に気圧の影響を身体に受けています。
そして私たちの身体では、内耳という耳の奥の器官が気圧の変化を感じ取るセンサーになっています。
そのセンサーが、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝え、ストレスを与えてしまうのです。
自律神経とは、血圧や呼吸、体温、消化、血液循環などの機能を自動的にコントロールする神経。これが乱れてしまうと、さまざまな不調として、身体にあらわれてきてしまいます。
気圧の変化による体調不良を感じたら、生活習慣を見直したり、リラックスする時間をつくったりするなど、自律神経を整えるようにしてみてくださいね。
また応急処置としては、耳たぶのマッサージが効果的です。