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【安心安全講座】空気が乾燥する季節 火事に注意しましょう
空気が乾燥している冬場は、火事が起こりやすい季節です。
火のもとに気を付けていたとしても、思わぬことが原因で火災が発生することがありますから、ぜひお家の中を見直してみてくださいね。
冬場は空気中の水分量が減るため乾燥する
寒い季節になってくると、空気の乾燥を感じますよね。
空気が乾燥する原因は、気温が下がることで、空気中の水蒸気が水滴や氷に変わってしまい、水分量が減ってしまうためです。
そして、空気が乾燥すると、増えるのが火災です。
空気中だけでなく、建物や家具に含まれる水分量も減るため、引火したり、火が広がりやすくなってしまうのです。
そのため、日ごろから火のもととなるコンロや暖房器具などの管理はしっかり行っているご家庭も多いと思います。
ですが、火災は思わぬことがものが原因となってしまうこともあります。
普段は目が行き届かなかったり、チェックしていないようなところもありますから、これを機にぜひ確認してみてください。
こんなところが火災の原因に!
・コンセントやケーブル
ホコリまみれのコンセントを使っていると、ホコリが空気中の湿気を吸って漏電し、発火する恐れがあります。とくに注意したいのは普段あまり目にしない冷蔵庫やテレビ、トイレの温水洗浄便座など。定期的にお掃除をして危険を取り除きましょう。ほかにも、たこ足配線や破損したケーブルの使用も危険です。
・アロマオイル
ご自宅でお気に入りのアロマオイルを使ってマッサージしたり、いい香りを楽しむ方もいると思います。アロマオイルが付着したタオルや衣類を火気のそばにおくことで、発熱、発火してしまうおそれがあります。オイルは洗濯しても残っている場合があるため、乾燥機にかける際も十分注意しましょう。
・消毒用アルコール
コロナ禍から、日常的に使用するようになった消毒用アルコール。蒸発しやすいため、たばこやコンロなど火気のそばで使用すると引火してしまうおそれがあります。火気のそばでは使用せず、直射日光があたる場所に保管しないようにしましょう。
・スプレー缶
ヘアスプレーや日焼け止め、殺虫剤などのスプレー缶を使った後にすぐそばでコンロを使う、たばこに火をつける、またヒーターのそばに置くなどは危険です。火気のそばでは使用せず、直射日光があたる場所に保管しないようにしましょう。
・ペット
犬や猫などのペットが電気コードを噛んだり、コンセントに尿がかかってショートしてしまうといったことが起こり得ます。電化製品のプラグは留守時や不使用時には抜くように心掛けましょう。