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【安心安全講座】災害用の電池を点検していますか?
9月1日の「防災の日」を迎えたことで、災害用の備品を見直したご家庭も多いのではないでしょうか。食品の賞味期限などはきちんとチェックしていても、意外と見逃しやすいのが乾電池です。
災害用に乾電池をきちんと準備していても、いざというときに「使えない!」ということがないように、しっかりと点検しましょう。
乾電池はどれくらい備えておくべき?
乾電池をどれくらい備えておくべきかは、それぞれのご家庭が用意している電池式の備品内容にもよりますが、たとえば懐中電灯、電池式モバイルバッテリー、ラジオ(すべて単3アルカリ電池の場合)で使用するなら、3日分で1人あたり約17~20本ほどになります。
また準備した電池と、懐中電灯やモバイルバッテリーで使う電池の規格(単3、単2など)があっているかを確認しておきましょう。
<1人3日分の備蓄目安>
懐中電灯…3本
モバイルバッテリー…12本
ラジオ…2本
※ご家族でラジオを共有する等の場合は、適宜調整しましょう。
正しい保管の仕方は?
災害用の備品をチェックした際、「乾電池は新品だから大丈夫」と思って、そのまましまい込んでいませんか?
乾電池は経年劣化するため、使用推奨期限があります。いざというときにあわてないよう、しっかりとチェックしておく必要があります。
電池の正しい保管方法は以下です。
・直射日光や高温多湿は避ける
保管温度は10~25度が適切です。冷蔵庫での保管は結露の発生でサビの原因となるため、避けましょう。
・金属類と一緒に保管しない
ネックレスや鍵、コイン、クリップなどと一緒に保管すると、ショートして発熱したり、液漏れの原因となるため危険です。
・残量が違う電池を一緒に保管しない
未使用の電池と使いかけの電池を同時に使うと液漏れを起こす可能性があります。混在しないようにしましょう。
・電池もローリングストックで保管しましょう
食糧と同じく、電池もローリングストックでの保管をおすすめします。使用推奨期限内が近くなったものは普段使いとして、新しい電池を補充していきます。
▼ローリングストックとは▼